コロナワクチンで注意するべきお薬
「この薬飲んでるんだけど、ワクチン受けて平気?」
高齢者のコロナワクチン接種も進み、薬剤師として働く私にもこのような質問を受ける機会も増えてきました。
今回はコロナワクチンで注意するべきお薬について、接種会場で気を付けるべきことについて、お話いたします。
結論から言いますと、
絶対に飲んではダメ!!という薬は現時点でありません。
ただ、注意すべき薬はいくつかありますのでご紹介します。
ワクチン接種で注意すべき薬
免疫を下げる薬
免疫が低下している方は、かかりつけの医師に接種の可否を相談したほうが良いでしょう。具体的には、ステロイドや抗がん剤、免疫抑制剤(臓器移植後や自己免疫疾患に使用される薬が挙げられます。
血液をサラサラにする薬
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬や抗血小板薬)は出血すると止まりにくくなることがありますので、事前に予診票でお薬の種類を確認しております。くわしくは下記のリンクを参照ください。
厚生労働省https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/pdf/priority_5_1.pdf
接種会場で注意すること
最後に、接種会場で受ける方への注意です。
「飲んでる薬の名前がわからない」
ってことにならないようにお薬手帳は必ず持参しましょう。
予診にあたる医師はかかりつけの医師ではなく、診療科も様々なケースも多いです。
現在は、スマホアプリのお薬手帳もあります。
普段ご利用されていない方は、かかりつけの薬局で簡単に作ってもらえるはずなので、是非この機会で作成はいかがでしょうか?